総務部の2月

3月仮決算のための準備がメイン

何かと人の出入りで忙しい1月が終わると、比較的のんびりとできる2月が訪れます。
企業においては2月8月は特にこれといった業務がなく、全体的に仕事量が少ない月として言われてきているため、そんな時期こそあとで焦らないためのきちんとした準備をしておくことが重要となります。

2月に行っておくべき業務のメインとしては、3月の仮決算のときに必要となる書類のまとめがあります。
また3月より新年度として業務を新たにしていくというケースもよくあるので、現在行われている業務や組織形態をしっかりと見直して新期から改善をしていく点をピックアップしていくようにしましょう。

2月の法定・労務・社会保険業務

2月に行わなくてはならない法定業務としては、固定資産税の第4期分の納付があります。
また労働保険料の第三期法定納付期日が2月14日となっているため、そちらの作成もしていく必要があります。

全体的に行わなくてはいけない法定業務は少なめなので、どちらかといえば社内関連の業務を中心に行っていくことになります。

必ず2月中にしなくてはならないというわけではありませんが、他の月よりも仕事量が少ない2月に行うものとして定めていることも多くあります。
例えば社内の安全設備の点検や、福利厚生施設の契約などの見直し、その他社内にある備品の管理についてのチェックといったことです。

消防設備を見直したり避難訓練を行ったりというようなことも2月には多くの企業が行っています。

設備面の見直しは、単にその機器がきちんと使用されているかといったことの調査だけにとどまらず、決算期を迎える前の財務調整としても大きな役割を担うことになります。
決算期を前に、社内にある現金を資産としてどう計上するのが適切であるかを判断しつつ、設備を整えたり新たに購入したりといったことも考えながらやっていくことになります。

新入社員受け入れのための準備も大切

もう一つ2月のうちにやっておきたいのが、新年度より入社をする社員の受け入れのための準備です。
新卒で企業に就職をする場合には、ほとんどの場合4月1日付けで入社をすることになっているかと思います。

新たに人数が増えるということはそれだけ備品や施設が必要になるということでもあるので、配属になる人員が速やかに業務につくことができるように社内設備やスペースを整えておくということも大切です。

新入社員が入ってくるとともに、社内の人員にも移動が新年度より行われることになるのでそちらと合わせた対応をしていくことも大切な業務となります。

また人員の移動があるということは、社外的に提出をしなくてはならない書類の種類や枚数も変更になっていくことでもあるので、そうした部分にも早めに対処ができるようにしっかりと2月のうちから準備をしておきたいところですね。