最悪・最高の履歴書とは

細かい職務経歴書

新卒でも中途でも、就職活動において必ず提出をすることになっているのが履歴書です。
採用担当をしていると、求人時期によっては何百通もの履歴書や職務経歴書が届くことがよくあります。

よく人事以外の仕事をしている人から聞かれることがあるのが「大量に送られてくる履歴書の全部にきちんと目を通しているのか?」ということです。
結論から言うと、基本的には全て目を通すようにはしていますが全てを丁寧に読み込んでいるわけではありません。

短時間で少数の採用を決めなくてはいけないときには、送られてきた履歴書を見る時にはまずざっと最初のポイントだけを見て絞り込みをかけてから、細かい職務経歴書などを見ていくようにしています。

書式を全く守っていないというケース

これまでたくさんの履歴書を見てきましたが、その中には一目みて一瞬で「これはダメだ」と思う最悪の出来のものもあれば、同じく一瞬見ただけでその人に強く興味を持つものとがありました。
順に説明をしていくと、まず最悪と思われる履歴書はこちらが指定した書式を全く守っていないというケースです。
特によくあるのが写真についてで、明らかにスナップ写真を切り取ったものを貼り付けていたり、ひどいときには加工をしたプリクラの写真がついていたりします。

写真の添付そのものがないという人もたまに見受けられます。
冗談のように思われるかもしれませんが、実際にあった例としては男性でロン毛やヒゲのままで撮った写真を添付してきたり、隣に彼女らしき人が写っているということもありました。

なんだかんだと写真の印象はかなり履歴書の印象を左右するので、せめて証明写真機器を使うくらいは心がけ、アルバイトなどでもできるだけスーツのようにきちんとした服装で写ってもらいたいところです。

反対によい印象の履歴書というのは、まず書式が完璧であるということと、全ての欄が埋まっていること、それと文字がキレイであるということなどが条件になってきます。
添付写真がきちんとした写りでかつ枠内にきっちり曲がらず貼られているとともに、捺印されている判子がぴったりまっすぐに押されているとそれだけで印象は上がります。

それと最近はパソコンで作成することができることもあって自筆で書かない履歴書もよく見られるのですが、文字の美しさはかなりインパクトがあります。
代筆を頼めとは決して言いませんが、書かれている文字が美しい人は就職活動において大きな武器を手に入れていると言ってもよいほどです。