意外な点がポイントとなっている
入社面接において、応募書類から筆記試験、実際の面接まで、採用の合否を決めるにはいくつかのステップを踏んでいくわけですが、その中で「この人は自社を支えてくれる」という人材を見つけるには、どんなポイントがあるのでしょう。
面接であれば、実際に顔を合わせて話をするのでその人をつかみやすい面もあるかと思いますが、応募書類から採用は始まっています。
そんな「人を見極めるコツ」は、実は意外な点に隠されているのだそうです。
例えば応募書類の場合。
多くの企業に応募するとなると、つい履歴書に貼付する写真を自動のスピード証明写真で撮影して使ってしまいがちですが、こういった面も採用担当はしっかりチェックしています。
今まで応募書類をチェックするにあたり、写真の撮影方法まで気にしていなかったという人は、今後意識してみるとよいですね。
次に、最近はメールで応募書類を送付するケースも増えてきているかと思いますが、その際のファイル名を自分の名前にしている応募者は、「採用担当の応募者管理について考慮してくれている」と判断する採用担当も多いそうです。
確かにファイル名が応募者名になっていれば、保存しておいてもすぐに判別できるので便利。
こうした点もぜひ判断材料に加えてみましょう。
また、応募書類の内容がしっかりしているといったことを踏まえた上で、字がきれいかそうでないかということを、採用基準として判断することがあるそうです。
もちろん字のきれいさよりも、書類の内容のほうが重要視されますが、同じくらい充実した内容であれば、字のきれいな人のほうが内面もしっかりしているような印象を持ちますよね。
面接においてよい人材かどうか見極めるには
企業の面接はさまざまな方法で行われており、各企業の採用担当がその人の本質を引き出す工夫をしています。
その中でよく聞かれるのが「圧迫面接」です。
応募者を圧迫するような雰囲気をあえてつくり、応募者の応答を見るという面接方法ですが、この方法は最近はあまりよしとされていません。
こうした圧迫面接を行う企業は、企業体質を疑われてしまう可能性があり、採用どころか応募者から辞退をするケースが増えてきていますので、あまり積極的に行わないほうがよさそうです。
採用する側で重要なことは、固定観念をもたずに相手と接すること、聞いてはいけないことまで立ち入らず、相手の本音を聞き出す質問を考えることなど。
特に粘り強い人か、最後まで物事をやり遂げることができる人かなどが重要になりますので、学歴や経験だけで判断せず、こうしたことを引き出せるような面接をすることで、良い人材を見極めることができるのではないかと思います。