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  3. 人事に必要な能力
コミュニケーション能力

人事に必要な能力

細かな調整が必要

人事の仕事に必要な適正としては、
コミュニケーション能力秘密保持労務に関する知識などが挙げられます。
人事として業務を遂行する上においては、ヒトというデリケートな部分を取り扱うため、他の業務に比べてもかなり慎重な内容の取り扱いが求められます。
企業内において取り扱われるさまざまな要素のうちでも、人材は一部が欠けてしまったからといってすぐにその代わりになるものを調達することができるものではないので、継続的に企業活動を円滑に行なっていくことができるようなきめ細やかな調整をしていくことが必要になってきます。

一番はコミュニケーション能力

人事の仕事において最も大切な特性はやはり「コミュニケーション能力」であり、
一方的ではなく各人材の適正を考えつつも、その人の希望に適した業務であるかどうかを見極めていきます。
ただし場合によっては本人の希望ばかりでなく、業務の遂行に必要とされることを通達しなくてはならないこともよくあるので、通り一遍的なやりかたではなくコミュニケーション能力を駆使した人員の円滑化をはかっていかなくてはなりません。
どちらかといえばそうした憎まれ役としての役目の方が遂行は難しいため、いかに公平性を保っていけるかということが肝の部分となってきます。

機密事項の取り扱い

またもうひとつ大切な適正となるのが、
業務上知り得た秘密についてきちんと守ってゆくことができるという誠実性です。
人材についてにかぎらず企業活動において知ったことについては社外の人間に簡単に話してしまうことは基本的には禁じられているのですが、特に人事においてはそのことは重要です。
人事において取り扱われる情報は、従業員や採用を希望する人材の個人情報が含まれており、さらに従業員の給与体系や賞与の査定内容などもあります。
それらは社外ばかりでなく社内の人材に完全にオープンにはできない情報であることもよくあるため、秘密をきちんと守っていかなくては円滑に業務を行うことができません。

総合的にまとめて重要な点を言えば、人事の仕事では企業活動において人同士がうまくその力を発揮できるように、陰ながら支えることにやりがいを感じることができるということです。
間接部門は企業内において目立った部署ではないぶん、間接的に他人の役に立つということをよしとできる、脇役業務に達成感を感じることができるかどうかが、人事としての最も重要な適正ということができるかもしれません。