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総務の仕事に向いている人

多様性のある仕事が苦にならない人

多くの場面でいわれていることですが、総務は実に業務の幅が広く、企業の何でも屋といわれることもあるほど。
総務に向いている人は、こうした幅広い業務を習得することが苦にならず、新しい仕事を覚えることを楽しめる人であることはとても重要な要素だと思われます。

専門的な仕事をしている人は、その分野の業務をとことん突き詰め、深い知識や技術を習得する必要があります。
そのため、集中してひとつの物事に取り組める人、突き詰めることができる人が向いていますが、総務はその逆で、一定レベルの知識を幅広く習得できることがカギだといっても過言ではありません。

また、1日にいろいろな仕事をこなさなければならないことが多々あるため、場面に応じて違う仕事に対応できる柔軟性も大切です。
午前中は備品の管理や発注を行い、午後は勤怠管理というように、まったく異なる仕事をしなければならないこともありますので、切り替えが上手であることも総務に向いている要素のひとつではないかと思います。

幅広くいろいろな業務をこなせることも重要ですが、その中には労務的な法律の知識を必要とすることもありますので、より総務の仕事を極めたいという人は、法律の知識を得ることで、より全社の管理をスムーズに行うことが可能となるでしょう。
そのほか、簿記や会計の知識であったり、IT関連の技術を習得するなど、いろいろなことに興味を持ち、知識や技術を吸収できる人が、総務に向いているといえます。

総務の仕事に向かない人は?

総務に向いている人とは逆で、いろいろなことをいっぺんにこなすことができない人は、総務の幅広い業務をこなすことが難しいため、向いているとはいえません。
また、総務は全社のいろいろな人とコミュニケーションを取る機会が多いことに加え、総務に配属される社員数自体が多い企業もままあるため、人と接することが苦手という人も、総務にはあまり向いていないといえるでしょう。

とはいえ、総務の仕事は確かに幅広くいろいろな業務を行う必要がありますが、そのすべてをプロ並みに深いところまで習得しなければならないというわけではありません。
業務の中には法律に関することも確かにありますが、総務経験の浅いうちからいきなり法関係の業務を任されることは少ないと思われ、ひとつずつ仕事を覚えていって、法律にかかわる仕事にも携わるようになる、といった流れが一般的です。
ですので、すぐに何でも覚えなければならないというわけではありませんが、覚えることが多い上にその範囲がとても広いので、ある程度器用にいろいろなことをこなせる人のほうが総務に向いているということは確かかと思われます。