業務的には暇な月ですが
企業においては2月と8月はあまり仕事のない暇な月と言われています。
8月中旬にはお盆休みを設定している企業も多いかとは思いますが、銀行など特にお盆だからといって特別に長期休暇を設定しないところもあります。
長期休暇を設定する場合においては、GWの時同様に遠方に旅行をする社員がいないかということをきちんとチェックしておくとともに、万が一の事態が起きたときにはすぐに対応できるように連絡網などを整備しておくようにしましょう。
暑さが本番になってきたこともあり、健康面での心配も大きくなってくる時期でもあります。
外回りをしている社員と、室内にいる社員とでは体感温度に大きく差があるとともに冷房や空調の設定により体調を大きく崩してしまうこともよくあります。
クルービズを実施するとともに、そうした全ての社員にとって過ごしやすい就業環境となるような整備をしていくということも総務部の役割になってきます。
8月の法定・労務・社会保険業務
8月中に行わなくてはならないとされる法定業務としては、源泉徴収税額および住民税特別徴収税額の納付を行うということがあります。
他にも雇用保管被保険者資格取得届を提出したり、労働保険一括有期事業開始の提出といったものがあります。
基本的には8月は手続きがそれほど多くなく、比較的手続きの少ない月となっています。
ですが少ないからといって油断をしているといつの間にか期限が過ぎてしまっていたというようなこともありがちなので、業務が少ないからと安心せずにしっかりと期限を意識した仕事をしていくようにしましょう。
暑さ対策と夏季休業対策
8月の総務部の仕事として大きなものは、暑さ対策と夏季休業対策の2つが挙げられます。
最初の項でも述べましたが、夏季休業を長期に設定する企業においてはあらかじめどこに誰が出かけるかということをきちん調べておく必要があります。
特に最近は異常気象などにより、海外旅行や離島などに旅行に行った場合には予定通りに戻ってこれない人が出てしまうということも考えられます。
そうした非常事態に、休み明けに取引先からの問い合わせができないということになると困りますから、あらかじめ不測の事態を想定した連絡方法を作っておくようにしましょう。
それと長期休暇があるときに注意をしたいことのもう一つにセキュリティ対策があります。
情報漏洩などパソコンや通信機器を通じた事故は長期休暇明けに起こりやすいという傾向があります。
もし久しぶりに立ち上げたPCなどの動作がおかしいという時にはすぐに安全を確保できるように対応策をとっておくようにしましょう。