海外からの問い合わせもある総務部の実態

総務と言えば社内向けの仕事、つまりは内向きの仕事をおこなうセクションという意識でいる方もいますが、必ずしもそうとは言い切れません。
企業や業種にもよりますが、社外向けの対応をおこなうこともあります。

たとえば企業そのものへの問い合わせや商品に関する問い合わせなどがあった場合には、それに総務が対応することも多々あるのです。
また、今は世界の国々から問い合わせがあることもあり、そのような場合には当然ながら英語力も求められます。
総務において英語が必須とまでは言いませんが、総務であるからこそ英語が話せると何かと便利と言われていますので、総務セクションにおいて働く場合にも英語は勉強しておきたいものです。

今や商品は世界中で売られてしまっている

海外から英語での問い合わせが来ると言えば、自社の場合には関係ないと考える人もいることでしょう。
たしかに日本国内向けにしか商品やサービスを展開していない場合には、そのように考えることが多いはずです。
しかし、今や商品は会社の意向にかかわらず、世界中で売られているケースがあるのです。

そのような場合に商品を手にした海外のお客さんからの問い合わせが会社に来ることがあり、会社として海外の顧客に対応するセクションがない場合には総務に回ってきます。
自社には海外の顧客がいないと考えてしまっている場合には、このような対応セクションがないケースがほとんどですから、そのような会社ほど総務に回ってくると考えておきましょう。

自社で販売していなくてもネットを介して売られる

今はインターネットがある時代であり、個人が自社の商品を国内で購入した上で海外に転売しているようなケースもあります。
また、個人輸出や個人輸入のような形で海外の個人へと商品が渡るようにしていたり、観光客が日本を訪れた際に購入して外国に持ち帰るようなケースも増えています。

そのような行為が当たり前になっている今の時代だからこそ、会社がどう考えていようが商品は海外にも渡るようになっているのです。
そのため、海外にお客さんはいないと考えてしまうのではなく、総務が対応する可能性もあると考えて、英語を喋れるようにしておきましょう。
最低限の会話や商品説明などができるようになっているだけでも相当違います。

海外のお客さんこそ大切にしておきたい存在

総務に回ってきた海外からの電話を無事に対応することができれば社内的な評価もあがります。
また、海外のお客さんは本来のターゲットでなくても、今後のことを考えると大切にしておきたい存在です。
海外にこそ需要がある商品などもたくさんありますし、今はまだターゲットにしていなくても、今後は会社として海外に向けても展開していくことを考えていく場合もありますので、このような機会を無駄にしないようにしましょう。